6月の最後あたりに一気に観た2本がとてもとてもとてもだったので、あいだに観たもの全部すっ飛ばして諦めた3行縛り
『万引き家族』
この映画が万引きを推奨しているとかいう人は本当に映画を観てないんだろうなあと思うし、観たうえで言ってるなら、何も見ようとしていないんだろうなあと思う。救いがない、というか、救うことができないのだと、それが今の現実だってつきつけられた気がする。安藤サクラをはじめとするみんなの演技が凄すぎて、だから余計にとってもとってもしんどかったけど、忘れられない映画
『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』
この声の最後のしんちゃんの映画かもなあっていう補正が入ってたからかもしれないけど、ラストシーンを含むいろんな演出に、愛というか敬意というか、「矢島さんの初代しんちゃん最後の作品たるにふさわしいものを」っていう気持ちがものすごく伝わってきて、もう涙腺が緩みっぱなしで大変だった。歳を重ねるごとに、おもしろいなあに可愛いなあが加わって、愛しさを増していったしんちゃん。私たち弟妹が仲良いのって、しんちゃんを見て笑うことを共有できてたからと思うよ。ありがとうとおつかれさまと、また来年もたのしみ。
・私は臼田さんのギュッとした感想が大好きなのと、キャッチコピーみたいなネタバレせずに良さを伝えるのを目指したいなとある時期からずっと3行(せめてもの句点3つ分)ルールで感想メモしてたんですけども、今さらながらfilmarksをはじめたので、こちらの方は好きなだけ書く感じで分けることにしました。これもまた楽しい。上に書いたこととかぶっておりますが、この2本は本当に観たあとの気持ちが大変で酔っ払いがぐだぐだ語ってる感じなので同じく酔いながら薄目で読むといいと思います