お湯の水割り

140字以上のぐだぐだ

きみはポラリス1




“素敵な不毛だ”


なんとなく知ってたつもりの言葉、不毛を、辞書で調べ直して、やはりそうかと、ものすごく切なくなった日でした


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ふもう[不毛]( 名・形動 )

土地がやせていて作物が育たない・こと(さま)。 「 -の地」

みるべき成果がない・こと(さま)。

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三浦しをんの、『きみはポラリス』が素敵すぎます


まだ読みかけなんですけど



先日、インフルが治った嬉しさで、本を2冊買ったんです





どちらも三浦しをんのやつで、黒色の『きみはポラリス』は前から気になってたやつ。


でも、ポラリスと言われたらヨン様冬のソナタしかでてこないので、なんか甘く切ない恋愛小説を想像して、あまり手が伸びなかったわけです。

しかし、この度白いのが出てたので、可愛すぎてセットで買いたくて購入




色んな恋愛を描いた短編集なんですが、カバーのポップな感じとは裏腹に、本当に、ぐっとくる…ずしっとな。


この可愛さに最初は『恋愛っていいな!』って爽やかに、時に涙しながら、ときめかせてくれると思ったんですが、もう、良い意味で全然違いました!




恋愛には、愛には色んな形があるのだと再認識



素敵だなあとか、切ないなあとか、わかるなあとか、わかんないなあとか、そういうのが入り混じって今ではカバーのきらきらが、全然ちがうきらきらに見える。本当になんて素敵なカバーだ。





元々私が読んできた数少ない小説の中で、恋愛小説と言えるようなものはたぶん森見さんのくらいだったので、王道の恋愛小説が何たるかはわからないので比べようがないんですけど

(少女マンガみたいなものだと勝手に思ってますが…!)


恋愛が何かわからなくなったら、これを読んで考えてみたらいいのではないかと漠然と思います



ここからはちょっとネタバレになるかもです!



今こうして、まだ全部読んでもないのに大絶賛中ですが、私の場合は今だからこれを受け入れられたのかとも思います。




中学生か高校生、初めて見たローマの休日、大号泣でした


感動とかではなく、もう本当に、悔しくて納得がいかなくて泣いてました




今思うと、好きという気持ちは、相手に伝えて、結ばれてこそ幸せと思っていたんだと思います。たぶん最初にそれを変えたのは、ハチクロ!!!羽海野チカさんの、ハチミツとクローバー



それから私も成長と呼べるかわかりませんが、少しは変わったのだと思います



大学生になって、先日書いた午前十時の映画祭で、ローマの休日を見たときは、自分でも引くほど、一緒に見た相手が戸惑うほど、稀にみる大号泣でした


しかし最初に見た時とは、全く違う涙ー!



ローマの休日の良さやっと少しわかってきたので、今回これを読んで、悔し涙は流していないのだと思います



色んな、深い愛の形に、幸せの形に、ぐっとこないわけにはいかないのであります。


早く続き読みたい~




この記事、書き始めた時に考えてた以上にものすごく長くなってしまいました。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!


また書くと思うのでもうしばらくお付き合いください…!